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ノロウィルスの予防対策はできていますか

記事番号: 1-449

公開日 2014年12月12日

毎年冬期にかけて流行するノロウイルス。感染性胃腸炎を起こすノロウィルスの正しい予防法と対処法を身につけ、十分に注意をしましょう。 

 

ノロウイルスとは

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、おう吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。また、感染力が非常に強く保育園や学校など集団生活をしている施設は特に注意が必要です。

ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られるので予防が重要になります。

 

主な感染経路

ノロウイルスの感染経路は、手指や食品を介して口に入ることが多いといわれています。

●食品を扱う人が感染し、その手指などを介して汚染された食品を食べた場合

●汚染されていた食品(2枚貝など)を生あるいは十分に加熱しないで食べた場合

●患者のおう吐物や便が乾燥し、空気中に舞うことでウイルスが鼻や口に入って感染する場合

 

ノロウイルスの症状

主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

 

ノロウイルスを予防するには

ノロウイルスの予防に効果的なのは「手洗い」をこまめにすることです。特にトイレの後、調理前、食事前には流水と石鹸でこまめに洗いましょう。

 

2次感染に注意しましょう

ノロウイルスは、感染力が強いので食品を扱う方は下痢やおう吐などの症状がある時は、食品の取り扱いを控えましょう。症状がなくなった後も1週間から1ヶ月程度の間、ウイルスの排出が続くことがあるので注意しましょう。

 

患者のおう吐物や排せつ物は適切に処理する

①作業時はビニール手袋や使い捨てマスクを着用しましょう。

②おう吐物や排せつ物は、ペーパータオルで静かにふき取った後、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤など)を浸した布で水ぶきしましょう。

③ふき取ったおう吐物や手袋などは袋に密閉して廃棄します。

④終わったら丁寧に手洗いをしましょう。

 

詳しくは、こちら「厚生労働省ホームページ/ノロウイルスに関するQ&A」をご覧ください。

 

お問い合わせ先

健康増進課
郵便番号:404-8501
住所:山梨県甲州市塩山上於曽1085番地1
TEL:健康企画・地域医療担当(0553-32-5014)/健康づくり担当(0553-33-7812)/保健事業担当(0553-34-5436)
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