記事番号: 1-1065
公開日 2017年07月31日
更新日 2018年04月21日
平成29年6月25日(日)に「第10回歴史的風致散策」を開催しました。今回は、山梨大学生命環境学部観光まちづくり研究室との共同企画として、勝沼地域で実施している文化的景観調査の成果も含め、勝沼のブドウ畑・甲州街道沿いの景観などをご案内しました。今回は28名の方にご参加をいただきました。
旧田中銀行から旧甲州街道をたどり、萩原家住宅(旧仲松屋)を特別に見学させていただきました。時代の移り変わりとともに変化していった町並みと、勝沼宿として栄えた頃の生活・生業の面影を残す萩原家住宅に参加者一同驚いていました。その後、祝橋や鳥居平など山梨大学生命環境学部の学生によるご案内をしました。手作りの説明パネルを使うなど趣向を凝らしたご説明をしていただきました。
昼食後、国宝に指定されている大善寺本堂や境内、一面に広がっているブドウ畑を見ながら農道をゆっくり散策し、ぶどう冷蔵庫や宮光園、龍憲セラーなど、ブドウとワインに関する歴史的建造物を巡りながら、全行程約6kmの道のりを散策しました。
勝沼地域が培ってきた歴史や文化を実際に歩くことで、気づき、より身近に感じることができます。大切に受け継がれてきた勝沼の歴史や景観をご堪能していただけたのではないでしょうか。
甲州市歴史的風致維持向上計画は、平成29年3月17日付けで主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)より認定を受けました。文化財課では引き続き、市民の皆さまへの周知と、ご意見をいただく機会として「歴史的風致散策」を企画しております。
次回「第11回歴史的風致散策」は、8月20日(日)に開催いたします。ぜひご参加ください。
山梨大学生命環境学部地域システム学科「歴史的風致散策を実施しました。」
■萩原家住宅(旧仲松屋)
■勝沼氏館跡(国史跡)
■祝橋(登録有形文化財)
■鳥居平
■大善寺本堂(国宝)
■宮光園(近代産業遺産)
■地元のお店