平成３０年３月１１日（日）に考古博物館事業、第６７回史跡文化財セミナー「勝沼宿を歩く」を開催しました。市内外から３０名の方にご参加をいただきました。

　甲州市役所勝沼支所から出発し、時代の移り変わりとともに変化していった甲州街道の町並みを歩きました。今回、特別に勝沼宿として栄えた頃の面影をそのままに残す萩原家住宅（旧仲松屋）を見学させていただきました。

　その後、勝沼地区の産土神である雀宮神社や国宝に指定されている大善寺本堂、明治時代の大水害から農地の復元と集落の安定に大きく貢献した勝沼堰堤など、各ポイントで解説をさせていただきながら、甲州街道沿いを巡りました。

　甲州街道が江戸時代に五街道の一つとして開設され、勝沼宿が設置されてから今年で４００年が経ちます。現地を歩いて見学することにより、より時代とともに変化していた勝沼宿の様子や勝沼地域で受け継がれているブドウ栽培の歴史を感じていただけたのではないでしょうか。

■萩原家住宅（旧仲松屋）

■雀宮神社本殿（市指定文化財）

■大善寺本堂（国宝）

 ■勝沼堰堤（登録有形文化財）

■勝沼氏館跡（国史跡）