記事番号: 1-1746
公開日 2018年08月23日
更新日 2018年08月28日
駅から景観とは…
傾斜地に広がるぶどう畑や、盆地景観が見渡せる勝沼ぶどう郷駅からみた景観です。
甲州市では、2014年度より「駅から景観改善事業」としてガードレールのペンキ塗りや、自然色ネットの普及に取り組んでいます。
ガードレールの明度を抑えることで、明るい空や雪化粧をした南アルプスの山並みがより印象的に見えるようになりました。こうした市民ボランティアと行政、事業者の協働による取り組みが評価され、「駅から景観改善事業」は各種表彰を受賞しています。
美しい県土づくり大賞奨励賞受賞(2016年度)
※「美しい県土づくり大賞」は、山梨県が世界に誇る自然景観や集落景観をはじめとする美しい県土を、さらに磨き上げ次の世代に継承していく活動等を表彰するもので、2012年度より山梨県が実施しています。
第20回グッド・ペインティング・カラー 改修部門特別賞受賞(2017年度)
※グッド・ペインティング・カラーは、一般社団法人日本塗装工業会等が主催(経済産業省・国土交通省後援)する、“豊かで快適な生活環境づくり”をテーマに塗料による塗装仕上げを施した建築物・構造物に対する環境色彩コンペティションです。
勝沼ぶどう郷駅は、四季折々姿を変えるまちのシンボル「ぶどうの丘」を望める駅として、関東地方で特徴ある100の鉄道駅に選定されています。
JR 勝沼ぶどう郷駅からの景観(2015 年3 月)。農道のガードレールや、青い防風ネットなどが目立っている。
少しづつ範囲を拡げ、3 回のペンキ塗りを終えた状況(2016 年5 月)。
市内の各地域において、景観に目を向けた取り組みが自主的に行われ、風景を大切にする意識が高まりつつあります。地域の魅力を向上させるために、シンプルなことを実践していくことが、甲州市らしい美しい景観につながるものと考えています。