１月１４日（月）に、第２３回上条集落見学会を開催しました。

　夕暮れ時の上条集落に、市内外から約３０名の皆さまがご参加くださいました。

　見学会は福蔵院をお参りしてスタートし、冬枯れた上条の風情をしみじみと感じながら、金井加里神社を通り観音堂へ向かいます。通常非公開の木食白道作・木造百観音像を拝み、集落内へ足を進めます。

　今回の散策の主役ともいえる、道祖神場に建てられた「オコヤ」が見えると、参加した皆さまは感嘆の声を上げていました。

　この時期の数日間しか見られない「オコヤ」を前に、「どんど焼きで燃やしてしまうのがもったいないですね」という声もたくさん聞こえました。

　見学会終了後、集落の小正月行事の「どんど焼き」が賑やかに行われました。オコヤは手際よく解体されたのち火にくべられ、その火で繭玉団子を焼いたり書初めを燃やしたりしながら、今年１年の無病息災を祈願しました。

　道祖神場では、組の皆さまから甘酒やお漬物などが振舞われました。温かいおもてなしに感謝いたします。

文化財課Facebook

・甲州市の文化財