記事番号: 1-953
公開日 2018年08月20日
更新日 2019年06月26日
平成30年8月18日(土)、第16回歴史的風致散策を開催し市内外から30名以上の皆さんが参加しました。
今回は「古道とセギのささめきに、耳を澄ませる。」というテーマで松里地区を巡りました。酷暑が予想されましたが、爽やかな風が心地よい秋の気配すら感じるような陽気の中、「恵林寺~山本勘助不動尊~常泉寺~白髭神社~諏訪神社~十組屋敷跡~土屋家住宅~松尾神社~放光寺」(約6.7㎞)というコースを散策しました。
参加した皆さんは、甲斐と武蔵の往来に古くから使われていた「秩父往還」を実際に自分の足で歩きながら、往時に想いを馳せていました。
また、地域の生活に絶えず潤いを供給する「セギ」という水路システムに感嘆し、特にこの地区の「藤木セギ」「小屋敷セギ」「井尻セギ」などが計画的にすだれ状の水路網を形成している様子を散策の随所で確認していました。各地では水争いの歴史が残るなか、松里地区ではそういった記録は無いという説明に熱心に耳を傾けていました。
参加者からは、「随所に武田家の遺徳を感じることができ、また、古道やセギから松里地区の歴史的風致を広く深く知ることができてとても有意義な散策でした!」とうれしい声もいただきました。
文化財課では甲州市歴史的風致維持向上計画(H29.3認定)に基づき「歴史的風致散策」を行っており、これからも市民の皆さまへの周知と、ご意見をいただく機会として企画していきます。
次回「第17回歴史的風致散策」は11月に開催いたします。詳細決定次第ホームページなどでお知らせいたしますので、ぜひご参加ください。
歴史的風致散策ミニブック
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