３月３０日（土）に、春の例大祭にあわせて第２４回上条集落見学会を開催しました。

花曇りの気候のなか、県内外から多くの皆さんがご参加くださいました。

見学会は福蔵院でお参りをしてスタートし、緑のトンネルを通り抜け金井加里神社へ向かいます。金井加里神社では、神輿の出発に先立ち、神事が執り行われました。

その後、集落が一望できるビューポイントから切妻造の建造物群を眺め、養蚕の隆盛に想いを馳せていました。観音堂では、通常非公開の木食白道作・木造百観音像を拝み、集落内へ足を進めます。集落の所々に佇む石造物や石垣などの説明に、熱心に耳を傾けていました。

春の例大祭は神部神社と金井加里神社で同日行われ、拝殿で神輿に御霊が移され、各社を出発し氏子域を巡ります。両神社の祭日が同日となってから、神部神社の神輿渡御の道筋が金井加里神社の領域を侵す形になり、境界で神輿同士の喧嘩が行われるようになったことから「喧嘩祭り」と呼ばれ、一時は見物客も増えたと伝わります。

小田原橋付近では、地元有志による露店などが連なり、地域全体が春の訪れを喜んでいました。

リンク集

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