記事番号: 1-219
公開日 2020年04月03日
更新日 2020年04月14日
甲州市では、山梨大学医学部社会医学講座との共同で下記のような母子保健縦断調査を行っています。
調査の題名:甲州市母子保健縦断調査(通称 甲州プロジェクト)
開始時期:1988年(昭和63年)
調査実施主体:甲州市
【調査の目的と意義について】
甲州市(旧塩山市)では、住民の方を対象に、1988年から母子保健縦断調査が甲州市(旧塩山市)と山梨大学医学部社会医学講座(以下社会医学講座)により行われてきました。また、2015年には甲州市と山梨大学において「包括的連携協定」を締結しました。本協定のもとで、妊娠時の様々な生活習慣(喫煙・飲酒など)と早産、低出生体重児などの妊娠予後との関連や、その妊娠予後が児の発育、発達に及ぼす影響を明らかにすることを目的に、データを解析しています。さらに、思春期になってからの健康状態との関連も検討するために、小学校、中学校での健康診査及び身長体重、骨強度調査などの情報を合わせて解析しています。明らかとなった結果は、児の発育・発達における諸問題、思春期の健康課題への対策に役立てます。
【調査方法について】
1988年7月以降に妊娠届出をされた妊婦さん及びそのお子さんの妊娠届出時の問診票、乳幼児健康診査のデータ及びアンケート、母子管理票からの各健康診断時の身体データ、学校保健データ、小中学生への思春期調査データ、骨強度調査などを利用します。甲州市はこれからの情報を誰のデータか分からなくした(匿名化といいます)上で、データセットを作成して、社会医学講座の教員、大学院生及び他大学等の共同研究者がその研究室の責任者の指導のもとで使用します。
【個人情報の取扱いについて】
収集したデータは、匿名化されたうえで統計的処理を行います。個人情報につきましては、甲州市個人情報保護条例に則って、個人情報を厳重に保護し調査結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。尚、本調査は国の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年5月30日施行)に基づき、山梨大学医学部倫理委員会の承認を得ています。調査対象者は本調査についての質問等を調査実施主体にすることができます。また匿名化されたデータとなっていますので、個別に利用の制限等を行うことは困難ですのでご承知ください。
【母子保健調査報告】
【思春期調査報告書】
【お問い合せ等について】
本調査に関するお問い合せは、下記へお願いいたします。
山梨大学へのお問い合せはメール等により文章でお願いいたします。
(連絡先)
■甲州市役所健康増進課
〒404-8501 山梨県甲州市塩山上於曽1085-1 電話:0553-32-2111(代表) FAX:0553-32-3072
■山梨大学医学部社会医学講座 教授 山縣然太朗
〒409-3898 山梨県中央市下河東1110
メールアドレス:shakaiii@yamanashi.ac.jp FAX:055-273-7882