７月６日（土）、梅雨の季節で天候が危ぶまれましたが、この日は雨が上がって無事に現地説明会を開催することができました。

大木戸遺跡は塩山東バイパス、市道下塩後22号線建設時にも発掘調査が行われた遺跡で、縄文時代前期・中期、平安時代の遺構・遺物が検出されています。今回の調査地点は東バイパスと22号線の交差点付近で、平安時代の竪穴建物が9軒検出されました。他に土坑・ピット（小穴）、溝、竪穴状遺構などが検出されています。また、遺構は検出されませんでしたが、縄文時代の遺物として縄文中期の土器片や石鏃（石の矢じり）が見つかりました。

現地説明会では今回検出された遺構・遺物について、発掘調査を担当された公益財団法人山梨文化財研究所の宮澤さんから、周辺の発掘事例も交えながら分かりやすくご解説を頂きました。

また、当日は大勢のみなさんにご来跡をいただき、多くの質問が寄せられ、大変興味を持っていただけたと思われます。今後も発掘調査が実施される際には、積極的に周知・公開を図っていきたく思います。

当日の配布資料を添付します。

大木戸遺跡現地説明会資料（PDF）