記事番号: 1-2195
公開日 2020年12月24日
更新日 2022年06月13日
再編の背景
市では、平成17年の市町村合併以降も従来の市町村単位で設けられた投票区を引き継ぎ、市内全体で30か所の投票区で選挙を実施してきました(平成31年4月に塩山一ノ瀬高橋地内で2か所あった投票区を1か所に統合)。
一方、近年では、社会情勢の変化や自家用車の普及、道路網の整備などにより、生活圏が広域化するなど地域の状況も大きく変化していることや、期日前投票制度の導入・普及により、投票者総数の約3分の1が期日前投票を行っていることなど、選挙を取り巻く状況は、現在の投票区が設定された昭和期と比較すると大きく変化しているといえます。
こうした社会情勢の変化だけではなく、人口動態、財政状況や選挙制度の改正への対応、投票所のバリアフリーの問題などさまざまな課題も生じています。
また、昨今の新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止の観点から、投票環境を整備し、有権者の皆さまが安全な環境の下、安心して投票ができる投票所とするため、新たな基準により市全体で投票区・投票所を再編することといたしました。
再編の方針
Ⅰ 投票区
次の要件を基本とします。
- 小学校区(14か所)を基本区域とします(※)。
- 1か所の投票所における選挙人数は可能な限り1,000人以上とします。
- 投票区番号は全体を再付番します。
※行政区、投票区の面積及び投票所の場所等を考慮したうえで、一つの小学校区を複数の投票区に分けることも可能とします。
Ⅱ 投票所
次の要件を満たす施設に、優先し設置するものとします。
- バリアフリー化に対応した(対応可能を含む)施設であること
- 適当な規模の駐車場があること
再編後の投票区
30投票区から16投票区に再編します。※詳細は別紙「投票区再編一覧」のとおり
- 塩山地区 17投票区 ⇒ 11投票区
- 勝沼地区 10投票区 ⇒ 4投票区
- 大和地区 3投票区 ⇒ 1投票区
実施時期
令和3年1月1日以降に執行される選挙から適用します。
再編に伴う対応について
Ⅰ 共通投票所
令和4年夏の参議院選挙から、共通投票所を導入します。共通投票所は、甲州市の選挙人名簿に登録されている選挙人は、住んでいる地域に関係なく誰でも投票できるものです。開設日時は投票日当日の午前7時から午後8時までです。投票日当日、入場整理券に記載の指定投票所または共通投票所のどちらかで投票できます。お仕事やお出かけの際に、お近くの共通投票所でも投票ができますのでご利用ください。
共通投票所とは
平成28年4月に公職選挙法の改正が行われ、既存の投票区ごとの投票所とは別に、いずれの投票区の選挙人も投票できる共通投票所を設置することが可能となりました。共通投票所は、バリアフリー施設に設置することで、特に歩行困難な高齢者などの投票機会の確保にもつながると考えられるため、積極的な設置が推奨されています。
Ⅱ 移動式期日前投票所
現在設置している本庁舎及び各支所の期日前投票所のほかに、再編により廃止された投票区の投票所については、日時を指定して移動式期日前投票所を開設する予定です。なお、廃止となったすべての投票所に対応するものではありません。
◎投票区再編により、新しい投票所が現在の投票所より遠くなりご不便をおかけする場合がありますが、期日前投票の活用等により投票していただきますよう有権者の皆さまのご協力をお願いいたします。
詳細につきましては「期日前投票制度について」に掲載されています「移動期日前投票所」の項目をご覧ください。
Ⅲ 移動支援
投票日当日に限り、投票所への自力による移動手段がない選挙人に対して、自宅と投票所との間を無料送迎するデマンド型移動支援を実施する予定です。(事前登録及び予約制)