記事番号: 1-2135
公開日 2001年03月25日
更新日 2021年01月12日
事務事業評価制度を導入します
■成果重視の施策・事業へ
地方分権の時代にあり、かつ厳しい行財政状況の中で、効果的、効率的な行政運営を行うため、成果を重視した経営的な視点(マネジメント)が求められます。
甲州市では、効率的で質の高い行政、市民の視点に立った成果重視の行政を実現するため、行政活動の成果や効率性を数値化して評価する「事務事業評価制度」を導入しています。評価シートは平成22年度からホームページにて公表することとしています。
■計画策定、予算編成とも連動
甲州市が導入する行政評価システムの中では、計画(PLAN)→ 施策・事業の実施(DO)→ 現状評価(CHECK)→ 改善(ACTION)のサイクルを取り入れ、行政の意思決定から評価・改善に至る経過を明確にするとともに、毎年度の予算編成ともリンクさせることとしています。
また、施策、事業単位で事務事業評価を行い、その結果を公表する体制を整えることにより、行政への市民の参加と透明性を確保することとしています。
参考資料
事務事業評価シート
■平成22年度の事務事業評価シートを公開します
事務事業シートについて
事務事業評価は、共通の様式の評価シートに目的や実施状況等を記載していくことにより実施しました。評価シートは、【計画(Plan)】に始まり、事業の【実施(Do)】、【現状評価(Check)】、【改善(Action)】という流れで構成されています。そして、評価の過程では、その結果や過程をわかりやすく示すため、どこまで達成できたかを数字で示す「数値目標」を設定しています。また、評価点を記載する際には、事業そのもののあり方や、実施された内容の妥当性などについて、必要性、有効性、達成度、効率性の四つの視点から評価をおこなっています。
また、評価シートは、次年度予算編成に活用したり、継続して実施する必要のある事務事業であっても、無駄を省き、より効果の高い実施方法を検討する際利用するなど、事務事業の見直しにも役立てています。
第三者評価
第三者評価を実施しました
市が行っている行政評価の客観性と透明性を高め、さらに効果的・効率的な事務事業を推進することを目的に、平成21年度の試験実施から数えて3回目となる第三者評価を公開で実施しました。詳しい内容は以下のとおりです。
○日時・会場
平成23年11月14日(月) 午前9時30分~午後5時 市役所第一会議室
○評価員
甲州市行政改革推進委員(市民・有識者)
○第三者評価の対象事業
各課で作成した事務事業評価シートの中から、行政改革推進委員会が選定した次の8事業を対象に実施しました。
①指定管理者制度事務 ②大地震対策に関する業務
③市民協働の推進事業 ④食生活改善む推進員会事務事業
⑤農業経営基盤強化推進事業 ⑥都市計画マスタープラン推進事務
⑦文化財維持管理事業事務 ⑧健康ウォークIN甲州事業
○実施内容
行政改革推進委員8名が評価員となり、評価を行いました。
①担当課による事業の説明(5分~10分)
②評価員による質問(10分~20分)
③評価員個人で判定票へ評価、意見等を記入(5分)
④全事業終了後、評価員の意見を集約し、多数決により最終的な方向性を
決定
○評価結果について
評価結果は、その事業の今後の方向性を決定するものではありませんが、事業の見直しや来年度予算編成時等の参考にします。