記事番号: 1-1037
公開日 2017年12月13日
更新日 2021年01月26日
12月8日(金)と9日(土)に「文京区区政70周年記念 国内交流フェスタ2017」が文京区シビックセンターで開催されました。文京区と交流のある21自治体が参加し、各自治体の特産品の展示販売やPR展示、伝統芸能公演が行なわれました。甲州市のブースではワインやコロガキ、甘草茶や甘草入浴剤の販売を行い、甲州市の伝統芸能として「一之瀬高橋の春駒」(山梨県指定無形民俗文化財)が公演されました。
春駒の公演では、駒と露払いの踊りや、祝い唄、ザシを先頭に提灯を持った別当が続き、太鼓、鉦、笛の順で行列を組んだおはやしなどが行なわれました。公演はとても好評で、途中には観客にヤナギの枝を持ってもらい、ホールが一体となって春駒を楽しんだ様子が印象的でした。
一之瀬高橋の春駒は、小正月行事のなかで行なわれる甲州市の伝統芸能のひとつです。別当家から道祖神場までの寒い夜道を太鼓や笛の音で賑やかに練り歩き、道祖神場で焚かれる焚き火に照らされたザシのカラフルなヤナギがとても幻想的です。文京区の皆様や市外の皆様にもこの機会にぜひ甲州市へお越しいただきたいと思います。来年(平成30年)は1月13日(土)に旧高野家住宅(甲州市塩山上於曽1651-15・JR塩山駅北口より徒歩1分)にて、5月3日には一之瀬高橋地区(甲州市塩山一之瀬高橋)にてそれぞれ行なわれます。
※文京区と甲州市:甲州市は、文人樋口一葉両親が生まれ育った地であり、一葉の作品「ゆく雲」にも登場しています。一方、文京区は、一葉が暮らし、その短い生涯を閉じた地であり、多くの関連史跡が残されています。このような縁から、旧塩山市時代から様々な交流があり、平成27年に改めて相互協力協定を締結しました。
甲州市では、樋口一葉に関連する各種イベント「樋口一葉文学の世界」を企画しております。ぜひご参加ください。