記事番号: 1-1042
公開日 2017年09月12日
更新日 2021年01月26日
茨城県牛久市にある「シャトーカミヤ」は、日本初の本格的シャトー(ブドウ畑を所有し、ブドウの栽培、醸造、熟成、瓶詰までを自分たちで行う生産者に与えられた称号)で、敷地内の旧事務室、旧醗酵室、旧貯蔵庫の3棟が国の重要文化財に指定され、現在はワインやビールの醸造をしながら観光施設として活用されている施設です。
甲州市は牛久市と連携し、ワイン誕生のストーリーを中心とした日本遺産認定を目指しています。ワイン関連施設として、甲州市は「宮光園」(甲州市指定文化財)、牛久市は「シャトーカミヤ」(重要文化財)などがあります。日本遺産認定を目指し、文化庁と協議をするとともに、両市の交流や市民への周知活動も行っています。
9月2日(土)、3日(日)に開催された「牛久シャトーフェスタ」にゲストとして招かれました。前日の9月1日には、これまで「シャトーカミヤ」だった名称を、地元の方たちにもなじみのある「牛久シャトー」に改名しており、その記念フェスタとして盛大に開催されました。甲州市はワインやブドウの販売をするとともに、設けられたステージで行われたトークショーでは宮光園の歴史や甲州市のワインについて紹介させていただきました。販売した甲州市産のブドウとワインはとても好評で、甲州市と牛久市で取り組んでいる日本遺産認定に向けた取り組みを多くの方に知っていただくことができました。
※日本遺産とは:地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するもの。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としている。