記事番号: 1-1056
公開日 2020年07月17日
更新日 2021年01月26日
茨城県牛久市とともに共同申請した「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が、本年6月19日に日本遺産に認定されたことを受け、7月16日「ワイン文化日本遺産協議会」の設立調印式を行いました。式は牛久市にある牛久シャトーにて行われ、関係者25名の方々が出席するなか、鈴木幹夫甲州市長、根本洋治牛久市長が協議会設立協定書に署名しました。
この協議会は、「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」について、相互の連絡調整を円滑に行い、一体的な事業の展開を図ることを目的としています。
今後、両市が連携して、日本の近代化とワイン文化に関する文化遺産の普及啓発に取り組むとともに、人的交流と経済的交流を深め、両市のより一層の発展に努めていきます。
■ワイン文化日本遺産協議会設立調印式
鈴木幹夫甲州市長(左)、根本洋治牛久市長(右)
■牛久シャトー正門前にて
根本洋治牛久市長(左)、鈴木幹夫甲州市長(右)
牛久シャトー視察
令和2年度日本遺産認定
「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました!
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別紙1 令和2年度「日本遺産(Japan Heritage)」認定一覧(207.8KB)
「日本遺産」とは?
「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。
詳しくは文化庁HPをご覧ください。
「日本ワイン140年史」
≪日本ワイン140年史 ~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~≫
国産ブドウを原料とし、日本国内で醸造される「日本ワイン」。
その140年にわたる歴史 において重要な地位を占めるのが山梨県甲州市と茨城県牛久市であります。
甲州市は地元のブドウ農家との共存繁栄をはかり、広大なブドウ畑と新旧 30ものワイナリーを誕生させるに至りました。
牛久市の「牛久シャトー」は、ブドウ栽培から醸造までの一貫した工程を構築し、大規模な醸造体制を確立しました。
明治の文明開化期、国営では果たせなかったワイン醸造を、それぞれの地域の特性を生かして民間の力で成し遂げたのであります。
切磋琢磨して日本のワイン 文化の広まりに貢献した二つのまちに息づく歴史を知れば、ワインの味わいもより深くなることでしょう。
過去の取り組み等
- 牛久歴史リレー講座が開催されました(平成30年11月25日「甲州市とワイン」12月2日「武田三代と甲州市」)
- 牛久シャトーフェスタに参加してきました(平成30年9月2日~3日)
- 平成30年度甲州市と牛久市共同・日本遺産認定に向けた取り組みについて
- 甲州市と牛久市共同で日本遺産申請をしました(平成30年1月25日)
- 牛久シャトーフェスタに参加しました!(平成29年)
- 茨城県牛久市と連携した日本遺産認定に向けた取り組みについて(平成29年5月15日)
リンク集
・古代史しんぽじうむ「和歌刻書土器の発見」資料集概要版の公開について
・【地形・地質の視点から巡る散策会】「ぶどうの丘はどうして丘になったのか?」
・文化財課Facebookページ ⇒ 甲州市の文化財