記事番号: 1-2502
公開日 2008年09月01日
更新日 2012年04月07日
毎年9月1日は『防災の日』と定められ、この日を含む1週間(8月30日から9月5日)は、『防災週間』と定められております。
9月1日は、大正12(1923)年 関東地方一帯をマグニチュード7.9の大地震が襲った関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では雑節の一つ『二百十日』にあたり、立春から数えて210日目の日で、220日目の『二百二十日』とともに、台風が来襲する厄日とされております。
『防災の日』と『防災週間』は、昭和34(1959)年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害を被ったことが契機となり、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、昭和35年(1960)年6月17日の閣議で了解し、創設がされました。
また、『防災の日』以外にも、広く国民が災害時におけるボランティア活動及び自主防災活動についての認識を深めるとともに、災害への備えの充実強化を図ることを目的として、阪神・淡路大震災に因み、毎年1月17日を『防災とボランティアの日』とし、この日を含む1週間(1月15日から1月21日)を『防災とボランティア週間』とすることが、平成7年12月15日の閣議了解により定められております。
「災害は、忘れた頃にやって来る」という格言もありますが、忘れていなくても、いつ、どこで、どのくらいの規模の災害が襲ってくるかは、現代の科学技術をもってしても把握することは困難であります。
しかし「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、普段から備えを万全にしておくことが、今の私たちに出来る、最善の防災対策であるといえます。
市でも防災関係機関と協力し体制の整備を進めておりますが安全のまちづくりを実現するためには、自主防災会や消防団など地域の力を結束して、行政と地域の連携した防災体制の確立を図ることが重要であると考えます。
先般、市では、『甲州市防災マニュアル』を作成し、広報こうしゅう7月号とともに全戸配布させていただきました。
この『防災マニュアル』は、災害への日頃の備えや防災対策、発生時の対応などを分かりやすくまとめたもので、避難場所等についても掲載をしております。
防災週間には、各地域で自主防災会等が中心となり防災訓練が開催されますが、まずは各家庭で防災マニュアルを見ながら、災害時の行動や防災について、家族みんなで語り合う防災会議を開き、『我が家の防災マニュアル』を策定してみましょう。
防災対策の主役は、あなたです。