記事番号: 1-2509
公開日 2009年07月17日
更新日 2012年04月07日
この度、甲州市勝沼地区での近代産業遺産整備事業が、まちづくり交付金情報交流協議会・(財)都市みらい推進機構主催による第4回まち交大賞において、総合賞「創意工夫大賞」を受賞しました。
勝沼地区における近代産業遺産整備事業については、平成17年度からまちづくり交付金を活用し、『近代産業遺産を活かしたワイン文化の見えるまちづくりによる交流産業の活性化』を目的に、旧大日影トンネルや旧深沢トンネル、宮光園などの近代産業遺産の修復及び活用、近代産業遺産や史跡、ワイナリーを結ぶ周遊散策ルートの整備等の事業を実施しており、今年度は、第1期工事の最終年度となり、現在宮光園主屋修復工事などを進めております。
今回の総合賞「創意工夫大賞」受賞理由として、「近代産業遺産の活用という視点が新しいこと」や、「地域の資源を活用して観光へと結び付けるという取り組みを住民参加により、多様なイベントを行うなど、丁寧に行っていること」の2点 を評価していただきました。
甲州勝沼フットパスの会など、多くの市民の皆様にご協力いただき、事業への取り組みを行った結果が受賞という形で評価されたことは、本当に嬉しく、協働によるまちづくりの更なる取り組みへとつながっていくものと確信しております。
受賞した事業計画区域は、『あるーくこうしゅう』フットパスウォーキングマップで〔かつぬまぶどうの里コース[PDF:366KB]〕として紹介しており、旧大日影トンネル(現大日影トンネル遊歩道)、旧深沢トンネル(現勝沼トンネルワインカーヴ)、勝沼堰堤、祝橋、宮光園など近代産業遺産を巡ることのできるコースとなっております。
このコースにある近代産業遺産等は、平成19年度には、経済産業省『近代化産業遺産群33 ~近代化産業遺産が紡ぎ出す先人たちの物語~』においても取り上げられておりますので、甲州市を訪れる方をはじめ、市民の皆様にも、ぜひ、歩いて、見て、知っていただければと思います。
皆様のお越しを心からお待ちしております。
▶関連ファイル
●『近代化産業遺産群33 ~近代化産業遺産が紡ぎ出す先人たちの物語~』
(平成19年度 経済産業省)