令和３年１１月７日、第２０回歴史的風致散策「武田の魂は甲州の山奥にアリ？！」を開催しました（８月２９日に予定していた同イベントの振替開催）。

　夜中に雨が降り開催が心配されましたが、当日は抜けるような秋晴れの中、大和町十賊の栖雲寺から、素晴らしい紅葉が見どころの竜門峡遊歩道を下り、景徳院までの行程を参加者全員で歩きました。

　武田勝頼が最後の地として目指した天目山栖雲寺では、青柳住職より本堂裏手の墓域にある武田信満のお墓や重厚な宝篋印塔（ほうきょういんとう）２基などを見学し、伝灯庵（宝物庫）で「普応国師坐像（重要文化財）」や「業海本浄和和尚坐像（県指定文化財）」のほか、世界的にも稀な絵画「十字架棒持マニ像（複製）」などを案内していただきました。

　また、巨岩奇石が連なる豪快な庭園等を散策し、「霊石泉」と大きく陰刻された巨石や県内でも珍しい摩崖仏なども見学しました。寺内をご紹介いただき武田家との関りや栖雲寺の歴史について深く学ぶことができました。

　その後、紅葉シーズン真っ只中の竜門峡を下りながら景徳院を目指しました。景徳院では武田勝頼の墓をお参りし調査時に出土した経石について、甲州市文化財課　飯島課長より説明しました。

■栖雲寺　庭園（県指定文化財・名勝）　　　　　　　■竜門峡

■景徳院　武田勝頼の墓（県指定文化財・史跡）

関連ページ

・甲州市歴史的風致向上計画について

・甲州市ホームページ「歴史と文化」

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