令和４年１月８日（土）に重要伝統的建造物群保存地区である上条集落の方々による道祖神の「オコヤかけ」が行われました。小屋（オコヤ、オチョーヤ）は市内各地でつくられますが、上条集落のオコヤは朝８時から午後３時頃の完成まで手間をかけてつくられ、ひときわ立派なものです。

　オコヤかけは、上条集落の住民約２０名でオコヤ本体や屋根、藁作り等、担当を分けて行い、手際よくオコヤが建てられていきました。今年も見事なオコヤが出来上がり、上条集落の皆さんの団結力を強く感じました！

　集落外から駆けつけてくださった方や文化財課職員にオコヤかけの作業を丁寧に教えていただき、また一緒に地域の行事に参加させていただき、ありがとうございました。

　また、翌週の１月１４日（金）には小正月行事の「どんど焼き」が賑やかに行われました。今年も無事どんど焼きが開催できることに感謝するとともに、どんど焼きの大きな火に無病息災、新型コロナウイルス感染症の早期終息を願いました。

甲州市の道祖神祭りのオコヤ

１月１４日を中心におこなわれている小正月行事（道祖神祭り、どんど焼きなど）は、山梨県内では広くみられています。しかし、その形態はさまざまで、小屋の呼び名や形は地域によって異なります。

• 山梨大学による勝沼地域の小正月行事の調査が行われました

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