アメリカオニアザミは葉や茎に鋭いトゲと強い繁殖力を持ち、在来植物の生育場所を奪ったり、人や動物にケガを負わせたりする恐れがあります。自宅の庭や自己所有の敷地等にアメリカオニアザミが生育していた場合は、駆除を行ってください。生態系を守るため、皆様のご協力をお願いします。

アメリカオニアザミについて

　アメリカオニアザミとは、ヨーロッパ原産のキク科アザミ属の植物で7月~10月頃に紅紫色の花が開花し、種子はタンポポのように綿毛で風に乗って拡散します。環境省・農林水産省が指定する生態系被害防止外来種に指定され、市内でもアメリカオニアザミが生育し増加しています。

（開花前のアメリカオニアザミ）


（開花後のアメリカオニアザミ）


（種子になったアメリカオニアザミ）

駆除方法と注意点

　種子で繁殖するため、掘り返して根を含めて撤去することで個体数を減らすことができます。

1. 花が咲く前の4月~6月頃の駆除が効果的です。
2. 鋭いトゲがあるため皮手袋等をつけて、スコップ等を使用して周辺の土ごと掘り返してください。それが難しい場合は、鎌や草刈機等で根元から刈り取ってください。
3. 株や根が残っていると再生することがあるので、その場合は再度駆除が必要になります。
4. 除草剤による駆除も効果的です。
5. 駆除したアメリカオニアザミは、トゲに注意し可燃ごみとして処分してください。

柳沢峠地内（令和４年７月　環境課駆除）