高齢者の交通死亡事故情報(注意報)

令和5年12月8日に発生した交通死亡事故により、11月1日から12月8日までの県内における高齢者(65歳以上)の交通死亡事故が5件となりました。

本年は、昨年同時期よりも死亡事故が増加しており、また、交通事故死者に占める高齢者の割合は、12月8日時点で65.5％と極めて高い状況にあり、高齢者の交通安全対策が課題となっております。

こうした状況を受け、山梨県交通対策推進協議会では、「高齢者の交通死亡事故防止情報(注意報)」を発出しました。

交通事故を起こさないために、高齢者本人だけでなく、すべての運転者が気持ちと時間にゆとりを持って行動し、交通事故防止に努めましょう。

県内の高齢者の交通事故発生状況

(1)死亡事故発生状況　(令和5年12月10日時点)

　発生件数(死亡者数)　　11月 4件(4人)、12月 1件(1人)

(2)死亡事故の状態別内訳

・歩行中等(3件、3人)

・自転車運転中(2件、2人)

高齢者運転者へのお願い

・慣れた道でも漫然とした運転にならないよう、基本の励行と交通ルールを遵守すること

・自己の身体機能に応じた安全運転を徹底すること

・体調管理を徹底すること(体調不良時は運転を控える)

高齢歩行者へのお願い

・安全確認の徹底と交通ルールを遵守すること

・近くに横断歩道がある時は、横断歩道を利用すること

・夜間は反射材の着用を徹底すること

その他(全年齢層の皆様へ)

・高齢運転者、高齢歩行者の特性を踏まえた安全運転を徹底すること

参考

県内の高齢者を含む全体の交通事故発生状況(対前年比)　(令和5年12月10日時点)

・発生件数 1,923件 (＋46件、＋2.5%)

・負傷者数 2,351人 (＋14人、0.6％)

・死亡事故件数・死者数 29件、29人 (＋6件＋5人、＋20.8%)

　うち高齢者死者数 19件、19人 (＋6件、＋6人、＋68.4%)