記事番号: 6-23
公開日 2012年05月01日
Q.質問
全国的に地価が下落しているのに、税額が上がる土地があるのはどうしてですか?
A.回答
路線価を用いた土地の評価では、各道路に設定された宅地の1平方メートル当たりの価格を基に、それぞれの宅地の奥行、間口、形状などに応じた計算を行います。路線価は評価替えの際(3年ごと)に定めることとされており、新設した道路や路線価の算定要因である道路状況が拡幅・舗装などにより変化した道路などに接する土地、またはその付近の土地は、評価が高くなり税額が上がる場合があります。
また、過去の地価上昇期に、地価の上昇価格をそのまま税額に反映すると税の負担が急激に増えることから、徐々に課税標準を引き上げて税負担を増やしていく「負担調整」という特例措置が行われています。それにより、まだ本来納めるべき税額に達していない土地については、税負担の均衡化を図るため、税額が上がる場合があります。
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