蕎麦切り発祥の地で蕎麦を味わおう!
食生活蕎麦の花を知っていますか?初夏から秋に向かって白く小さな蕎麦の花が咲き、秋が深まるといよいよ新そばの季節です。
蕎麦の楽しみ方はそれぞれですが、蕎麦は甲州市にとって、古くから親しまれてきた食材のひとつです。
今回は甲州市と蕎麦の関係について、歴史とともに見ていきましょう!
甲州市は蕎麦切りの発祥地!?ゆかりの場所を訪ねて
日本において、蕎麦は室町時代以前まではそば粉を練ってお湯の中に落として煮た「そばがき」の状態で食べられてきました。その後、現在のように蕎麦を麺状にした「蕎麦切り」が普及します。
この「蕎麦切り」の発祥のきっかけは諸説ありますが、なんと、その「蕎麦切り」の発祥の地が甲州市の大和町だといわれています。
江戸時代に尾張藩士天野信景が書いた雑録「塩尻」にて、"蕎麦切りの発祥は甲州よりはじまる"と記載されており、大和町の天目山を詣でる人にうどんを参考にして蕎麦切りがふるまわれていたという説があります。
真偽のほどは明らかにはなっていませんが、大和の天目山にある栖雲寺には、「蕎麦切発祥の地」と刻まれた碑があります。
甲州市には美味しい蕎麦のお店がたくさん!
蕎麦切り発祥の地とされている甲州市大和町には、美味しい蕎麦が味わえるお店がいくつかあります。
道の駅甲斐大和の中にあるお蕎麦屋さんでは、打ちたての蕎麦や、香ばしく炒ったそばの実を使った蕎麦の実プリンなどが味わえます。
また、甲州市内にも美味しいお蕎麦屋さんが何件もあります。どのお店も趣向を凝らし、素材にこだわったお蕎麦が楽しめます。ぜひ、甲州市で蕎麦の食べ比べをしてみませんか?
まとめ
かつては天目山を詣でる人にふるまわれていたという甲州の蕎麦。
ぜひ、「蕎麦切り発祥の地」といわれる甲州市で、昔に思いを馳せながら本格的なお蕎麦を味わってみませんか?