世界に1つだけ?!勝沼トンネルワインカーヴに行ってみよう!
地域・自然・文化日本全国だけでなく世界でも珍しいワインカーヴを紹介します。
山梨県甲州市勝沼町にある「勝沼トンネルワインカーヴ」です。
かつて鉄道のトンネルとして使われていた場所が、現在はそのままの姿を残しつつ、ワインの貯蔵庫として使われているのです。
トンネルがワインの貯蔵庫になっている場所は、他ではなかなか見ることのできない風景です。
さっそく行ってみましょう!
中央自動車道勝沼インターから、車でたったの10分!
トンネルというからには、どんな山奥かと思いつつ車を走らせた方には、びっくりするほど近いと感じる距離でしょう。
ワインカーヴの入り口には、駐車場と管理棟兼観光案内所が完備されており、職員の方が常駐しているので、いつでも安心して訪れることができます。
100年以上前に建造されたこのトンネルは、明治時代のレンガ造りとなっており、近代産業遺産としても非常に高い価値を持っています。
この趣きある歴史的な場所に、なんと一般の方もワインを預けることができるのです!
エコロジー!環境とワインにやさしい天然クーラー!
管理棟の職員の方に声をかけると、ワインカーヴ内入り口付近よりトンネル内の様子を見学することができます。保管されている棚から奥は、ワインのオーナーのみ立ち入ることができます。
重々しい扉を開けて中に入ると、ひんやりと気持ちの良い空気を感じます。100年以上もの歴史があるのに、中はきれいに整備されていて、かび臭いなんてことは一切ありません。
ワインカーヴ内は年間を通して、温度6~14℃、湿度45~65%に保たれていて、ワインの熟成には最適な環境になっています。
インスタ映え?!大日影トンネルものぞいてみよう!
ワインカーヴの反対側には大日影トンネルがあります。安全確保のため閉鎖されていましたが、令和6年3月24日より再開し、全長約1.4kmを歩いて通ることができます。
写真ではわかりづらいのですが、トンネルをのぞくと反対側の出口の光が見えます。聞くところによると、近いように感じる方が多いそうですが、往復すると3km弱、約40分以上はかかるそうです。
線路も残されているので、トンネルの外から見るだけでも歴史を感じる素敵な場所です。
ワインカーブを見学後は、大日影トンネルもぜひのぞいてみてくださいね。
まとめ
勝沼ワインカーヴはとても珍しいワイン貯蔵庫であるだけでなく、歴史的にも非常に価値のある建造物であることがおわかり頂けましたでしょうか?
個人での預け料金は、720mlボトルで300本が収納可能なラックで月額4,340円で、1.8Lの一升瓶も保管可能です。キャンセル待ちが出るほどの人気なので、興味のある方はまずは気軽に問い合わせてみましょう。
豊かな自然に恵まれ、その環境を再利用した勝沼ワインカーヴは、まさに今求められているエコロジーな持続可能社会を生み出す施設ですね。
ぜひ勝沼ワインカーヴを肌で感じに訪れてみてください。
施設情報
[施設名称]勝沼トンネルワインカーヴ案内所
[住所]山梨県甲州市勝沼町深沢3602-1
[電話番号]0553-20-4610
[営業時間]9:00 ~ 17:30
[定休日]年末年始