田舎暮らしに憧れの人必見!上条集落に残る日本の原風景
住まい 地域・自然・文化みなさんは日本の原風景と聞いて、何を思い浮かべますか?
のどかな田舎の風景...今の日本では失われつつある風景を見ることができる場所が山梨県甲州市にあるんです!
山梨県甲州市塩山下小田原にある上条集落は、「重要伝統的建造物群保存地区」として国の選定を受けています。
山梨県内でこの選定を受けている地区は、早川町赤沢伝統的建造物群保存地区と上条集落の二カ所のみのたった2つだけです。
さっそく行ってみましょう!
上条集落はどんなところ?散策して見てみよう!
上条集落は甲府盆地を見下ろす山村集落で、江戸時代から昭和にかけて、蚕室や伝統的な民家が現存している集落です。その家並みと畑などが自然の中で調和し、美しい田舎の風景をそのままに残しています。
国から選定された重要伝統的建造物群保存地区は、令和6年4月時点で全国でも127カ所しかありません。1つの家だけではなく、地区内の建物群が優秀であることや、昔ながらの状態がそのままになっているという条件があります。
上条集落は、その厳しい条件をクリアした、伝統的な景観をそのまま残している集落なのです!
見るだけじゃない!重要伝統的建造物に宿泊できる!
見ているだけでも癒される、素晴らしい伝統的風景ですが、なんと上条集落内にある伝統的な家屋に泊まることができるのです!
「もしもしの家」と名づけられたこの一軒家は、かつてこの家だけに電話があり、村の人々がこの家に電話を借りにきたことに由来しているそうです。この「もしもしの家」は、宿泊や日帰りでの利用やワークショップや子ども会でも利用されています。
のどかな田舎で茅葺屋根の一軒家でのんびりとできるなんて、素敵ですね。興味のある方は、問い合わせてみてください。
見るだけ泊まるだけじゃない!生活体験もできる上条集落
上条集落では素晴らしい風景を見ることができること、そして宿泊が可能なことをお伝えしましたが、それだけではないのです!伝統的な集落の中で、さまざまな体験ができます。
たとえば、甲州市教育委員会の文化財課による見学会を定期的に開催していて、集落内を集落の歴史や石造物の説明を聞きながら見学することができます。
そして、季節によっては、小正月に正月飾りを焼いて無病息災を願うどんど焼きという行事を体験できたり、大根やじゃがいもなどの農作物の収穫体験もできます!
写真は、道祖神を飾りつけて祀っている様子です。小正月の時期だけに見ることができます。祀られたあとは、どんど焼きが行われます。このどんど焼きに参加することもできます。
まとめ
このように上条集落歴史的な建造物とそれらと調和した風景、そして田舎ならではの行事を体験できる貴重な集落です。
上条集落では伝統的な建造物を見るだけでなく、今の日本で消えつつある貴重な行事も体験することができます。ぜひ上条集落で、日本の原風景を見つけてみてください。
田舎暮らしに憧れている方は、ぜひご自身の目で見て甲州市への移住を検討してみるのもおすすめです。
時間の経ち方が違うようなのどかな雰囲気と、心のふるさとを体感してみませんか?
施設情報
[施設名称]上条集落
[住所]山梨県甲州市塩山下小田原
[電話番号]甲州市教育委員会生涯学習課文化財担当 0553-32-5076
[施設名称]「NPO法人 山梨家並保存会」
[住所]山梨県甲州市上於曽1990番地
[電話番号]0553-32-4748
[HPアドレス]http://koushu-minka.jp/