大日影トンネル遊歩道リニューアルオープン
地域・自然・文化甲州市勝沼町にある大日影トンネル遊歩道。老朽化によりしばらく閉鎖していましたが、令和6年3月にリニューアルオープンしました。この記事では、新たに整備された大日影トンネル遊歩道を実際に訪れた様子をお伝えします。
歴史あるトンネルの再生
大日影トンネルは、明治36年から平成9年まで、JR中央本線の下り線のトンネルとして使用されており、平成19年に遊歩道となりました。その後、トンネル内の漏水や老朽化により、閉鎖されていましたが、大規模な修繕工事が行われ、令和6年3月にリニューアルしました。
トンネル内は、リニューアル後もその歴史を感じさせる内装が残されています。内部はひんやりと涼しく、暑い季節でも快適に散策できます。ただし、トンネルは全長1367.8mあり、大人の足でも出口までは約30分かかるので、時間と体力に注意しながら散策することをおすすめします。
トンネル内の特徴と見どころ
トンネル内部には線路や水路、標識等がそのまま残されており、それらを説明する案内板や距離表示などもあるため、歴史を学びながら楽しく歩けます。
壁には蒸気機関車時代の煤(すす)などがそのまま残っており、まるでタイムスリップしたかのような非日常的な空間を体験できます。途中にはベンチも設置されているので、子ども連れでも休憩しながら楽しく歩くことができ安心です。
勝沼町深沢側には同じようにトンネルを活用したワインの貯蔵庫「トンネルワインカーヴ」があり、見学も可能です。トンネルの暗くて冷涼な環境は、甲州市の特産品であるワインの保存に最適。今も多くのワインがこのトンネルワインカーヴで眠っています。
まとめ
大日影トンネル遊歩道は、歴史を感じる散策スポットとして再生されました。全長約1400mのトンネルで、涼しさと非日常的な空間を楽しみながら、甲州市の歴史を堪能してください。営業時間は毎日9時から16時で徒歩片道30分かかるため、計画的に訪れることをおすすめします。
施設情報
大日影トンネル遊歩道
定休日:12/29~1/3
営業時間:9:00~16:00(入場無料)
【勝沼町菱山側入口】
甲州市勝沼町菱山(勝沼ぶどう郷駅隣接)
【勝沼町深沢側入口】
甲州市勝沼町深沢(勝沼トンネルワインカーヴ対面)